大学時代の経緯メモ

 高い志があったのはB1までの前半まで。以降はサークルが楽しくなり、飲み会をたくさんするようになった。授業に真面目に出る人を見下すような感じだった。それは計数進学以降も変わらず。フットサルの仲間と戯れていた。筋トレや映画鑑賞をするようになり、1人で活動してそれで十分満足していた。さらに拠点が本郷に移ってからは、大学が遠くなったことも相まって、さらに授業に出なくなった。とはいえなんとかごまかしごまかし成績を保っていた(実はカンニングをしたこともあったよね)。

 それで勝手に自信をつけ、何もやらないまま(本当に何をやっていたんだっけ)B3が終わった。あまりに時間を持て余している自分に気づき、ガチのフットサルサークル(現、体育会直轄部)に加入することにした。これも代表が友人だったので、少し勇気を出したら簡単に入れた。そこではまず新入生とともに扱われた。フットサルは実力ゲーなので、自分よりも上手く、すぐトップチームに入る新入生もいて、正直つらかった。望んで入った環境で試合に出れないということが辛かったが、頼んで入れてもらった関係上やめるわけには行かなかった。入って早々、走ると脛に痛みが走るというシンスプリントという症状になり苦労しながらも続けた。そういう中でも筋トレには変なこだわりがあり、やり続けていた。

 人生でやりたくないことに向き合って長く続けたのはこれが多分最初だったと思う。周りにSOSを出すことなく続けていたというのもあって、かなり性格が変わってしまったと思う。だらだらyoutubeを見る、それを親に指摘されると逆ギレするなどを繰り返していたと思う。そんなこんなで大学には必要最低限しか行かず、行っても眠かったり疲労困憊だったりした。とはいえなんとか持ち前の力である程度の成績を保ち(というか苦手な科目は取らないとかそういう事をしていたと思う)、修士では希望の研究室に行くことができた。フットサルは修士に入ってからも続けた。一時期はスタメンで出れたものの、夏以降後輩にポジションを奪われ試合に出れなくなった。その時点では自分が一番上の学年で、誰かにそれを話すこともしなかった。自分は何かが上手くいかないと、他のことにも引きずってしまうタイプなのだと思う。そしてM1の11月に4年弱付き合った彼女と別れた。すぐにはそのショックは訪れなかったが、定期的に会ったり連絡を取ったりする人がいなくなったため、生活のリズムが保てなくなった。その結果練習も集中できず(というか試合出れないのに練習するのはかなりしんどいなという気持ちをずっと持っていたが、一番上の学年であること、頼んで入れてもらった立場であること、もう大人であること、みんな真面目だったことなどが原因で練習を自分の理由で休むことはしなかった)、最後まで試合でメインで使われることはなかった。

 フットサルの経験は自分にとっては挫折の経験でなんなら取り返しのつかないことをしてしまったのではないかというようにさえ感じる。最終的にM1の2月で引退をした。負けて終わったが、自分が試合に出れなかった悔しさはあったものの、スッキリした気持ちだった。そしてさあこれから研究をしようと切り替えた。修士に入ってから、だらだらと研究をした結果、教授の出した問題を証明することが出来ていた。そのためここで本腰を入れれば自分はもっとすごいことができるだろうという自負があった。念の為3月にNTT研究所のインターンに行ったが、自信のあった自分はその時点ですでに博士進学を決めていたため、遊びくらいの気持ちだった。

 その後M2の4月に論文を仕上げ投稿し、博士進学のための書類作成を行っていた。学振の書類などである。この時期になり急に研究に対する不安を覚えるようになった。自分が書類に書いた内容がどうも絵空事に思えたのだ。しかし締め切りも迫っているので、自分では絵空事と思いながらも、小手先の(というか本当はよろしくない)技法でそれを覆い隠した。そんな事をやっていたらどんどん研究に自信が無くなっていった。そもそもまともに勉強していないのに研究をする自信だけあったわけだから当然の事だった。しかしその時すでに6月で周りはもう就職を終えた段階であったし、自分は周り(特に研究室)ではある意味威張っていて、才能がある風を装っていたから、今更就職活動するわけにもいかなかった。結果、不安をごまかしごまかし、8月に博士の面接を迎えた。思い返せばこの時も、前々日くらいまで就職のことやインターンの事について調べていた。数ヶ月前の気合いなどどこへいったのであろうかボロボロだったと思う。ほとんど研究に身が入らなかった。指導教員に相談もしたが、その時点での自分の状況をちゃんと説明する事が出来ていなかったせいで、的確なアドバイスはもらえなかった。

 (ちなみにこのメモも自分の気持ちを書き留めておくために書いています。話をする場合は、結局口頭では躊躇ってしまったり、時間の流れがあったり、相手が話を挟み込んでくることがあるので、結構でかい悩みを抱えている場合にはなかなか100%話してスッキリするということは難しい。今は今後自分の話をするときのベースとなるようにこういうものを残してあります。やることないしgoogle documentで就活の経緯についてまとめておくかとか思っていてちょろっと書き始めたら止まらなくなっています。公開してもいいかもと思ったりしていますが、ちょっとまだよくわからない。けどこの辺の書き方とかもう誰かに見られる前提の書き方になってる気がする。あまり知らない人に見せるものではないしどんな感じで公開するか。)

 脱線した。とにかく全く研究出来ない中で博士には合格した。でも社会に出ることも考えて、クオンツの会社に話を聞きにいったりしていた。金融系やエンジニア系のインターンもやりたやりたいと思っていたけど結局やらなかった。行動を上手いこと形にすることが出来なかったという感じである。そのまま過ごしてきて、先輩・後輩・研究室外の同期と輪読を結構やってそれは楽しかったのだが、そういう外的な刺激がないと何も手が動かなかった。数学書や論文の字面が読めなかったので、Lecture Videoの上がっているものを見たり、youtubeの講演を聞いたりしていた。がそういうものは大概右から左に流れる。結局定着はしなかったし、定着しないことに焦りを覚えていた。その後は色々あったがとにかく、一昨日決まっていた学会発表について、前日まで何も準備をしていなかった。そういう中で、研究者と繋がるために作ったtwitterで色々ぶちまけていた。詳細は覚えていないが、思いの一部を呟いたと思う。他人に悪影響を与えていなかったらよい。

 今日色々書いたのは完全に自分のため。というか自分用のメモとして書き始めたもの。これを書いたことで気づいたが、今抱えている悩みは研究環境によるものとかではない。そこは本当に誤解して欲しくない。それから正直研究とは別のコミュニティで普段仲良くしている人には、このメモは読まれたくない。またこれからそれなりの期間研究コミュニティとは関わりますので、これからもよろしくお願いします。以上。